「パソコンやスマホは壊れるもの」です。
「大切なデーターも壊れるもの」です。
「そんなことは分かっている」って皆さん言います。
でも、対策を打っている人はあまり多くないようです。
想像してください。
スマホにしか入っていない友達や家族との大切な思い出の写真が、すべて無くなったら。
パソコンにしかは入っていない、徹夜で仕上げた仕事の資料や、卒業論文が消えてしまったら。
ぎゃぁー!!
恐ろしいですね。

データを失った人と失う人

この世界には、「大切なデーターを壊した(失う)人」と
「これから大切なデーターを壊す(失う)人」の2種類しかいないと言われます。

パソコン様

何十年も前の勤務先での話ですが、
パソコンが導入されたことは、パソコン専用のエアコン完備の部屋がありました。
当時のパソコンは、高額でもあり非常に大切に扱われていたんです。
内装されたハードディクスは振動に弱いので動作中は机を揺らすと怒られたものです。
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ハードディスク

円盤の上を磁気ヘッドが移動してデータを読み取りますが、
その磁気ヘッドとディスクとのスキマは、たたばこの煙の粒子が入らないくらい
狭いんです。
そのスキマを表現するのによく例えられるのが、
「ジャンボジェット機が地上数ミリの高さで飛行しているのと同じ位のスキマ」
信じられますか?  すごすぎてイメージ湧きにくいかも知れませんね。
円盤と磁気ヘッドが接触したら、その部分のデーターは「アウトーッ!!」です。
それなのに、気軽に持ち歩いています。
ハードディスク内蔵のパソコンを机のうえに、ドンと置いたり。
ハードディスクの構造は、昔から基本的に変わっていないので、バックアップはこまめに取りましょう!

ハードディスクに変わるSSDとeMMC

今のノートパソコンにはハードディスクに変わって、
SSDが搭載されたモデルが多くなっています。
SSD は、(solid state drive)の略です。
半導体がデーターを記憶しますので、ハードディスクのように磁気ヘッドはありません。
eMMC も SSDの兄弟と言ってもよいでしょう。
eMMC は、(embedded Multi Media Card)の略です。
機器に埋め込まれた、マルチメディアカードって事のようです。
ご興味がある方は、ググってみてください。

ハードディスク内蔵のガラケー

ハードディスクが内蔵された携帯電話が存在していたのを知っていますか?
外部サイト
今発売してるスマホではeMMCのように半導体が記憶しますので、
ハードディスクのように磁気ヘッドが物理的に衝突して、
データーを壊す可能性がないので、安心できます。

自然にデータが消える

ならば、SSD や eMMC に保存してそっとしておけばいいジャン!
そう思ったあなた、残念ながら、半導体に保存されたデータは消滅するんです。
記憶の仕組みは、半導体回路の中に電子を閉じ込める事で実現します。
放っておくと、この電子が一人二人と逃げてしまうのです。
定期的に他のメディアにバックアップが必要です。

クラウド上のデータなら安心?

クラウドと呼ばれるようになった、巨大サーバー(データセンター)。
サーバー自体がバックアップを取っているので、データーは守られるのでしょうか?
私も愛用している、 Evernoteも数年前 顧客のノート(データ)を消失させてしまい、謝罪文を載せていました。
勤務している会社のメンバーにもある事ですが、「破損したデーターでバックアップデーターを上書き」していたなんて笑えない話もありますので、
バックアップは複数取っておいた方が安心です。
バックアップの方法はさまざまありますが、
機会がありましたらブログでも紹介したいと思います。