毎日お仕事ご苦労様です。
最近は大変な毎日を過ごしていますね。
でも、残念なことにその頑張りが周りの人たちに伝わっているでしょうか?
残念ながら、伝わっていないと思います。
その頑張り。あなたの周りの人には伝わっていませんよ。
毎日遅くまで会社に残っているけど何やっているんだろう?
頼んだことがまだできていないなぁ。
仕事が遅いんだよ。
周りの人々はこのように思っているかも知れません。
頑張っているあなたにしてみれば、
よく見てくれよ!
たくさん問題が発生してるんだよ。
一部の仕事が滞っているって、上司にだって報告しているよ!
周りに期待しすぎてはいけません。
悟ってくれ!
そう思っても 絶対にムリです。
皆、自分のことで精一杯なんです。
やっかいなことに巻き込まれたくないのです。
冷静に自分を振り返ってみましょう。
やり切れていないけど優先順位を付けて処理している。 ⇒ やるべきタイミングでできていない。
悟ってくれ! ⇒ 具体的に言わなければ伝わらない。 伝えるのも仕事でしょ?
部下の状況を掴むのは、上司の大切な仕事でしょ?
そう言いたくなりますが、それが現実です。
あなたは、自分を中心に周りを見ますが、周りから見れば、
あなたは大勢の中の一人なんです。
大勢の人たちが、きちんとやるべきことが出来ていて普通
少し視点を変えて、
スターバックスで流れている環境音楽(BGM)担当者の立場になって考えてみましょう。
仮に環境音楽(BGM/バックグラウンド‐ミュージック)を流す専属の担当者がいたとします。(実際に居るかいないかは不明ですが)
その人を仮に 田中君 としましょう。
田中君は、頑張り屋さんでいつも最適なBGMを選曲することに定評があります。
スターバックスコーヒーでは、おいしいコーヒーを提供する以外にも、快適な環境を提供する事も大切にしていますから、その責任は重大です。
普段は、BGMが流れていることにすら気付いていないお客さんも多いでしょう。
ところが、今週の田中君はとっても忙しく、業務に遅れが出てきました。
すこしずつ、選曲をする時間が取れなくなってきています。
あるとき、次にかける曲を選んでいなかったことに気付きます。
しかも、今流れている曲は残り5秒で終わってしまう!
慌てて、曲名を良く確認しないまま、次の曲をセットしました。
そして数秒後に店内に流れた曲はなんと 「演歌」 でした。
お客さんの多くが「あれ?」と思うはずです。
笑い出すお客さんや、怒り出すお客さんもいるかも知れません。
今までは、BGMが流れていることにすら気付いていないお客さんが大半だったのに。。。。
田中君の上司がやってきて「お前何やってるんだ!」と怒鳴ります。
このエピソードを読んで、あなたはどう思いましたか?
お客さんの立場で考える
スターバックスコーヒーのお客さんの立場で考えてみましょう。
田中君はいつも頑張っているんだから、失敗したって仕方ないよ。
そう思えるでしょうか?
大半の方は、「しっかりしてくれよ」
「手が回っていないんだったら、事前に上司に報告して対策打つのが組織人のつとめでしょ?」
そうですよね。
田中君の立場で考える
逆に田中君の立場になって考えて見ましょう。
毎日の仕事が立て込んで、一杯いっぱいになっているのは、分かっていたでしょ!
精一杯頑張っているんだよ。
なんで分かってくれないんだ!
これって、今のあなたの環境に似ていませんか?
自分が思うほど、周りの人たちはあなたのことを見てくれていないんです。
しっかり伝えないと、分かって貰えないんです。
伝えようとしても、「やっかいな話」だと察して、わざと伝わらないふりをしたり。
聖人君子なんて世の中に存在しません。(私は見たことがありません)
上司だって、同僚だって、今を生きるのに精一杯なんです。
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どうすれば良い?
あなたはとても責任感のある人です。
だったら、どうしましょうか。
「出来れば聞きたくない」 こう思っている人たちに、どうやったら伝えられるか?
もちろんケースバイケースですよね。
察してはくれない
やっかいなことに巻き込まれたくない
このような人に、正確に今の状況を伝えるにはどうすれば良いでしょうか?
その前に、今の自分を客観的に見る事が必要です。
パニック状態です
混乱していて、何もかも手に付かない状況なのか。
何が問題なのか自分でもわからない状況なのか。
この場合は、個別の事象を説明しても効果は少ないでしょう。
一つ一つの事象(仕事の単位)を、抜きだしてそれだけを見たら、単純で誰でも出来ることがほとんどです。
仕事のやり方(コツ・ポイント)を教えてもらっても、問題は解決されません。
一つ一つの仕事は、出来るのです。 ただそれがまとまると出来なくなる。
まず、これを最初に伝える必要があるのです。
個別の仕事がやり切れていないんです
個別の仕事がやり切れていない。
この場合は、他の人にやってもらうことを上司に提案しましょう。
「提案」 これが大切です。
責任感のある、あなたに与えられた仕事は、「あなたにやってもらうことが最適」だと上司が判断した仕事です。
あなたが一番分かっている仕事かも知れませんね。
だったら、
この部分をAさんに担当してほしい。
この部分は、やらなくても全体に対する影響は無い。
期限を遅らせられないか。(スケジュール調整)
このように提案してみましょう。
自分に与えられた業務をやりきりたい
出来ないと言いたくない。
その気持ちは十分に分かります。
責任感のある、あなたならそう思って当然です。
でも、先ほどのスターバックスのBGMの例を思い出してください。
自分の仕事に責任感を持って仕事をしていたのに、「演歌」が流れてしまいました。
厳しい言い方をあえてすれば、
責任感が邪魔をしてしまい、結果として スターバックス の 店内環境を壊してしまいました。
責任感があればこそ、「出来ません」と勇気をもって言いましょう。
小さなプライドが、邪魔しているかも?
あなたには大切な未来があります。
今を変えなければ、未来も変わりません。
自分そして、他の職場の人々のためにも、勇気を持って「上司に提案」しましょう。
ゆたかな将来のために。
なりたい自分になるために。