世の中ドンドン便利になって行きますね。

人間は楽をしたいのです。

 

面倒なこと、大変なことを便利にして、楽になりたい。

誰もが思っていることです。

 

 

 

毎日毎日懸命に働いている、ビジネスマンのあなた。

 

子育てに奮闘している、主婦のあなた。

 

寝る時間を削って受験勉強に取り組む学生のあなた。

 

 

 

もう少しだけ頑張って、早く楽な生活をしたい！

 

 

そう思って頑張っているはずです。

 

 

豊かさとは

こんな話を聞いたことがあります。

先進国に住むリッチなビジネスマンと、南の島に住む原住民族との会話。

 

1日の食事に必要な最低限の仕事しかせずに、毎日ゴロゴロしている、原住民族にリッチなビジネスマンが尋ねました。

 

リッチなサラリーマン ：　リッチ
毎日ゴロゴロしている原住民 ：　原

 

リッチ「なんで働かずにゴロゴロしてばかり居るんだい？」

 

原「今日の食事分の仕事をして、食事をしたからさ」
「明日食べる分は明日働くさ」

 

リッチ「もっと、マジメに働けば生活が豊かになるよ」

 

原「豊かな生活ってなんだい？」

 

リッチ「毎日毎日頑張って働いて、お金を貯めるんだ。そして長期の休暇を取る」
「今日の僕のように、南の島にきておいしい物を食べて、ゴロゴロするのさ」

 

原「この島の食べ物はおいしいからね」
「この島で、おいしい物を食べてゴロゴロする」

 

「今の生活と、ちっとも変わらないけど？」

 

リッチ「・・・・・・・」

 

 

どう感じましたか？

 

 

豊かだと思っている先進国で、ストレスを抱えながら懸命に働き、やっとたどり着いた南の島の楽園。

 

そこにはストレスフリーで生活する人々がいた。

 

豊かさって何なのだろう？

 

そう思わされますね。

 

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人類を進化させた原動力

楽になりたい。　豊になりたい。　そう思う心が人類を進化させました。

 

今後は　ＡＩ　や　ロボット技術　が加速度的に進化して、私たちの生活環境を大きく変えることでしょう。

 

 

「人間の仕事が　ＡＩ　や　ロボットに奪われる！」

 

 

たいへんです！　　どうしよう。

 

 

チョット待ってください。

 

 

奪われるって言いますが、やらなくて済むってことです。

 

 

頭脳労働や、肉体労働は　ＡＩ　や　ロボットがやってくれるです。

 

人間は何もやらなくていい。　　ブラボー！　素晴らしい！

 

究極の「楽ちん世界」、人類が目指した豊かさのゴールが目の前に迫っているのでしょうか。

 

何もやらなくてよい。　これは豊かさなのか？

 

 

また想像してみましょう。

 

 

 

近未来

ＡＩとロボットが高度に発達した2050年

 

人類は究極の豊かさを味わっています。

 

労働からは完全に解放されました。

 

食べたいときには、AIが考えた最高のレシピを、最高の調理人のテクニックを超える精密さで調理ロボットが調理をしてくれます。

 

食後のひと休みを終えると、軽く運動がしたくなります。

 

VR（仮想現実）のヘッドセットを付けて、美しい海岸線をジョギングします。

 

もちろん、部屋からは一歩も外に出ずに。

 

 

安全な未来

AIが治安を守ってくれるから、安全な世の中が実現しています。

 

2060年には世界中の刑務所が閉鎖されました。

 

死刑制度は撤廃され、世界中の核兵器もすべて廃棄されています。

 

この安全な世の中を作るために、ある法律が作られました。

 

 

それは、

「予測不可能な動きをする、人間同士を不用意に接触させない」法律です。

 

 

もちろんＡＩが管理する国際立法機関が制定しました。

 

この法律が出来てから、人間同士の争いごとはゼロになったのです。

 

だって、人間はそれそれ与えられた部屋から、一歩も外に出る必要が無いのですから。

 

求めることはすべて、ＡＩとロボットがかなえてくれます。

 

たった一つ、個室から外に出ること以外は。。。。。。

 

 

刑務所が無くなった世界は、ＡＩの作った大きなオリの中に生まれました。

 

人類が求めた究極の楽園の姿です。