紙の本には紙の本の良いところが、電子書籍には電子書籍の良いところがありますね。
いいとこ取りなのが、紙の本を自分で電子書籍にすることです。
※自分で電子書籍化することを「自炊」と呼ぶそうです
やり方は簡単。 裁断してスキャナーで読み込むだけ。
中国製の格安裁断機ですが、個人使用には全く問題ありません。
本をセットして、右側のレバーを上から下に下ろせば、あらまぁ簡単。
スパッとこの通りです。
書籍の帯に何の愛着もわかない方なので、帯は裁断時に外して捨ててしまいます。
スキャナーは富士通のScansnapシリーズです。 S510
このスキャナーは少し価格設定が高めです。 とっくに販売終了していますが、確か4万5千円位だったと思います。
定価が2万円以上したアドビのアクロバットが付いていたので、仕方ないかぁと納得して購入したのですが、私にとっては神機です。
両面同時スキャンが可能で、本の裁断後もよく裁いて丁寧にセットすれば、ノーミスでスキャンしてくれます。
心配性なので、1ページづつページがスキャンされているか確認していますが、他の愛用者の紹介ブログを見ると、吐き出し口の下にコミ箱をセットして、
「読み込んだら即ゴミ箱行き」という大胆な方もいらっしゃいます。
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Evernoteに直送
ScansnapはEvernoteと連携させられるため、私の設定では本を読み取ると自動的にEvernoteに直送されます。 保存形式はPDFです。
設定によりOCR(文字の読み取り)も出来ますが、わたしは設定していません。
理由はOCR読み取りの時間がもったいない(すぐに他の作業に入りたい)のと、Evernoteはプレミアム会員なのでPDF内の文字も検索対象になっているからです。
電子書籍を読むのはタブレット(Surface+Drawboard)
読み込んだ本を、タブレットで表示させたところです。ほぼ同じ大きさで読めます。
もちろん大きく拡大することも出来ますので、印字の文字が小さくて読みづらい本は拡大して老眼対策もバッチリ。
自分で作成した電子書籍の最大のメリットは、自由に書き込めること。
最強の組み合わせと思っているのが
Surface と Drawboard(PDFビューワー)
Drawboardは英語のアプリですが、操作方法は何とかいじっている内に理解できましたし、操作方法を紹介しているサイトも沢山あります。
色々試した中でこの組み合わせ以外考えられません。(2017年8月13日現在)
ページにしおりも入れられますし、Surfaceなのでデジタイザーペンで書き込みも自由です。
私は本にドンドン書き込んだり、ページを折ったりする方なので、自由に書き込みの出来ない電子ブックには不満を感じていました。
もちろんアプリによっては、マーカーで線が引けたり、独自の機能があるようですが、本を読むだけに色々なアプリの操作方法を覚える気になれないのです。
小説の読書感(使用感)は不明
本は好きですが、小説はあまり読まないんです。
なので、小説を今回のように裁断して、電子書籍化したときの読書感(使用感)は分かりません。
見開きのページを目で追った状況と、ページをめくった次のページの一文がの見せ方を考えて、ページ構成してたとしたら、その意図は伝わらない可能性があります。
そもそも紙の本が大好きという方には、 「裁断するなんて!」 と怒られてしまいそうです。
それではこの辺で失礼します。