「自分で決めたことは自分の責任でしっかりやり遂げなさい」 「自分で決めたことぐらい守れなくてどうする」
親、教師、先輩から言われた言葉です。
今日現在も心にとめている言葉ですが、実現するのは大変です。
身の回りの、仕事が出来る人、生活が充実していそうな人たちの中には、「自分で決めたこと」がしっかり出来ている人が多いように感じます。
今回の記事では、野球選手のイチローが、人生を成功させる秘訣について語った言葉を紹介します。
※注意 この記事は気力が充実している時に読んでください。 心身ともに疲れ切っているときに読むと、更に落ち込んでしまうかも知れません。
自分でやること、やろうと決めたことに対しては、手抜きをしないことです。
そこで手抜きをしていたら、多分そっぽ向かれちゃうと思いますよ。
お前、自分か決めたこともやれないのか、というふうに思われちゃうでしょうからね。
誰の言葉?:イチロー(野球選手)
おっしゃるとおりでございます。 さすがイチローさんです。 でも、普通の人はそれがなかなか出来ない。
普通を目指したら、なれても普通。 普通以上を目指すのなら、普通以上を!
そんな貴方の背中をそっと後押しをしてくれる言葉が、イチローの言葉を集めた本に載っていました。
<参考文献>
・この一言が人生を変える イチロー思考 著者:児玉光雄 三笠書房
ここから、上のイチローの言葉を著者が解説した分を引用します。
徹底して自分に妥協を許さない。それがイチローの強みである。
「決めたことに」対しては、ストイックなまでにこだわり、それをやり抜く習慣が出来ているからこそ、どんな結果も受け入れることが出来る。
20年以上も前になるが、私はアメリカのオリンピック委員会で。超一流選手たちと仕事をしたことがある。そこで私が見たのは、一週間単位で目標を設定し、その達成には命をかける選手の姿だった。
彼らの自己に対する厳しさは、並大抵ではなかった。しかし不思議なほど、そこに悲壮感はなかった。なぜなら目標を設定する最大の目的は、達成することよりも、モチベーションをあげることにあるからだ。だからこそ彼らは、コーチたちと相談し、頑張れば何とか達成できる、適正水準の目標を設定するのだ。
- ワクワクするような目標を設定して全力投球する
- 高いモチベーションを維持するために、目標の数字を頻繁に見直す
この二つの姿勢があれば、あなたは必ず自分の能力を高めてゆくことが出来る。
私も、週単位で目標を設定して手帳に記入しています。 (年単位)
週末に見直して、新しい目標を設定してから新しい週を始めるように実践しています。
しかし、公私ともに忙しくなると、やりたいことが出来ないばかりでなく、やらなければいけないタスクも十分にやりきれていない状況になってしまいます。
そうなると毎日手帳を読み返すたびに、気持ちが落ち込んでしまいます。
そんな負のスパイラルを解消するヒントが書かれていました。
頑張れば何とか達成できる、適正水準の目標を設定
やり切れていないのは、目標の水準が適正でないから。
自分の実力を過大評価しているのかも知れません。 まだ、時期が早かったのかも知れません。
ひょっとしたら、実現に1ヶ月必要な目標を1週間に詰め込んでいたりして。
ワクワクするような目標を設定して全力投球する
自分に適正な目標を設定したのだから、全力で取り組めるはず。
「毎日本を1冊読む」は出来なくても、「毎日10ページ読む」なら集中して達成出来るはず。
これなら出来ると思った目標なら、達成出来る。
難しいかもと思ったけど、取り合えす設定した目標は出来なくて当たり前ですね。
高いモチベーションを維持するために、目標の数字を頻繁に見直す
えっ! 目標って変えちゃって良いんだ。 それも頻繁に。
一度設定した目標を絶対にやり抜く精神力があるから、高いレベルの成果を出し続けていると思っていました。
「目先の目標」は「目指すゴール」ではありません。 目先の目標をクリアした後に、その次の目標があって、そのずっと後にゴールがあるはずです。
目先の目標だって、たやすい目標では無いはずですから、適正水準の目標設定をモチベーション維持のために変えてしまったってよいのですね。
目先の目標がクリア出来なければ、次の目標もクリア出来ませんし、目指したゴールにはたどり着くことが出来ません。
著者の児玉光雄さんはすごい人でした。
ウィンブルドンで、土居美咲選手のメンタルアドバイザーとして、現地帯同したスポーツ心理学者とのこと。
著書もざっと調べたところ50冊以上あるようです。
イチローさんの言葉もそうですが、より著者の解説が心に響いたのもわかります。